1月13日、木曜、晴れ。サラリーマンの仕事としては、事務的な作業しかしていない。営業職として雇用されているのに、ノルマ未達を感染拡大のせいにして諦めている人間は理解ができない…、と再確認させられた小さな出来事があったくらいか。先日から『ミレニアム』を再読している。面白いのは2000年代初め頃の文化がなんだか遠い昔のように思えたところだ。ADSL、iPod初代が登場した時代でスマホではなくケータイ。懐かしさを感じるとともに、2000年代初めくらいの、まだ少し不便さが残っているほうが頭を使う余地があっていいのではないか、とも思った。今は便利すぎて、馬鹿(頭を使わないという意味)が増える一方だ。馬鹿(頭を使わないという意味)は考えることを放棄しているのでインスタントに効果のある手段やモノに飛びつく傾向がある。インスタントなものは根本的な解決にいたらないので、問題は残り、結局またインスタントな解決策に飛びつくようになる。そういう人、いませんか?主にツイッターで見かける意識高杉さん界隈で。
会社では積極的に人に好かれようとは思っていない(積極的に嫌われたくはないが)。だから態度が素っ気ないものになり、先日も上役の人から「馬鹿にしているのか?」と言われた。「してません」という返事をしたが、僕のなかで「馬鹿にする」は「馬鹿ではない人を馬鹿にする行為」であって、「馬鹿を馬鹿と評価すること」は「馬鹿にする」ではない。そういう意味での「馬鹿にしてません」である(これ以上はやめておきます)。このブログを書いているときに、富山県に顕著な大雪になる恐れ警報が出た。北陸は僕のルーツである。というのも僕の父の出身地で、今でも父方の親戚は途絶えずに続いているはず。残念ながら約30年前に父が亡くなって、その後のごたごたで完全に縁が切れてしまった。僕が父の故郷を訪れたのは弟が生まれた後に訪れたのが最後のはず。僕は4歳。そのとき、父の父、僕からみれば祖父が川に流されて亡くなった。どこの川かは訊ねたことはない。帰郷する僕たちを迎えるために魚を釣りにいった際の事故だと聞いている。だから僕には祖父の記憶はまったくない。顔も知らない。北陸というワードで思い出すことはそれくらいだ。