1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

1月12日 40年前、関東の端っこで

1月12日、水曜、晴れ。午前中はクリニックで再検査。肝臓あたりの数値がよくない状況が続いているのだ。問診後、採血。「好きな腕を出して」と看護師さんに言われて、利き腕が右なので左腕を出したら、「うーん、見えないなー」という独り言のあとで「右でもいいですか」のひとこと。結局、右腕から採血。採血をするとき、いつも、左からの右の流れになっているので、いつか黄金の左を出してみたいものである。おそらく左腕の血管が見えにくいと思われるが、それは35年ほど昔の中学時代にヤンキー先輩に「左腕を出せー」と脅されて根性焼きを入れられそうになった恐怖体験により、血管が奥に引っ込んでしまったためではないだろうか。80年代はヤンキーと不良のパラダイス銀河だった。中学校時代のヤンキー先輩たちが、平成を通過して、令和になり、地元のスーパーでジャージを着たおっさんおばはんになっているのを見るのはしんどいものがある。いろいろ大変そうだが、彼らには大きなことを起こさずに、現状維持でイオンやドンキあたりを主戦場で頑張ってもらいたいと強く思う。

午後から仕事。任せておいた案件で、部下氏が仕様書をよく読んでいないことが原因でぐだぐだの打ち合わせになる。ミスを素直に認めればかわいいものだが、新事実が発覚しました、なんてバカな言い訳をするからイヤになる。とはいえ「もっと頭を使え」はハラスメントになるので、「能力相応に頑張ったね」という意味を凝縮して「よく気がついた」と言っておいた。例によって、事後、胃薬を服用。

昨夜、「劇団こぐま座」という等身大ぬいぐるみ劇団のトラックが着ぐるみを積んだ状態で盗難に遭ったというニュースが流れていたが、犯人が逮捕されてトラックは戻ってきていた。残念ながら、外国人による犯行で、バラして海外に持ち出されるために車体はダメージが残っているとのこと。それでも着ぐるみが戻ってきたのは良いことだ。ツイッターに劇団関係者の情報提供ツイートが流れてきたので、リツイートしておいた。僕はめったにこういうことはしない。今回、協力したのは、子供の頃学校の帰りに学童を利用していて、そこで時々やっていた人形劇や着ぐるみショーの記憶がよみがえってきたからだ。あのとき、それを演じていた人は、学生風の若い人たちだったのを覚えている。ボロボロの車に乗っていたのが印象的だ。劇団は昨今のアレで運営が大変だと想像するが、大昔、昭和50年代に関東の端っこでショーを楽しみにしていたガキみたいなヤツのためにも頑張ってほしいものである。

昨夜遅くまでかけて、横山秀夫さんの『ノースライト』を一気に読んでしまった(今年3冊目)のでとにかく眠い。面白い小説。ノースライト(新潮文庫)んでもってなんとなく今さらミレニアムを読み始めた。10年ぶりかな。ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)