1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

10年経った。

3月11日、木曜、晴れ。春のような陽気。って春だから当たり前。仕事に対する虚無感が心の底から湧き起こってきて、午前中は新書を読みながら無になっているうちに終わっていた。部下のひとりのしょぼい陰謀に気付いて制止した。若いころなら泳がしておいて問題が起こったときに成敗するやり方を採ったが、面倒くささが勝ってしまったということ。トシを取ったということ。

トシを取ったといえば、311から10年経っていた。神奈川県では震度5強クラスの揺れだった(と記憶している)。僕は夕方、車で営業に出ていて、揺れがおさまるまで車を停めて待ち、通常の何倍かの時間をかけて会社まで帰ったのだ。その途上のカーラジオのニュースで、大ごとになっているのを知ったのだ。その後、計画停電や食料品不足やガソリンスタンド大行列などいろいろなことが神奈川県でもあったけれども、東北に比べれば、たいしたことはなかったので、大騒ぎしているテレビ(ワイドショー)が異世界のように思えた記憶がある。あのとき大騒ぎして視聴率を稼げたことが昨年からのコロナ報道に繋がっているのではないか。当時の上司が311当日に会社に戻ってこなかった理由が、車で人助けをしていた、というものだったけれども、車が会社の駐車場に停めたままだったので、おそらく自宅かパチンコ屋にいたものと思われる。

僕は47才、これまでの人生で阪神大震災オウム事件911、311、新型コロナと大きな災害や事件を見てきた。今、僕が存在することは先祖代々が生き残ってきたことなので、それだけで長い歴史を勝ち残っていることでもある。しかし、今日、NHKの311特番に出演していた、のんさん(元能年さん)は話を振られても、目も泳ぎ気味で、しどろもどろなコメントに終始していたのが気になったな…。