3月19日、木曜、晴れ。コートをクリーニングに出す季節がきた。仕事を午前中に終わらせる。午後は休みを取って新宿へ向かう。都心へ行くのは久しぶりだ。エモい担当編集者氏と打ち合わせ。1時間半ほどのブレストでモヤモヤしていた全体像がはっきりと見えてきた。年末から練っていた構想で、引っかかっていた部分が、氏のアイデアで解決策が見えたのだ。スケジュールとテーマをざっくり決めて解散。良いものにするぞ、と。通りかかった新宿駅南口に春が来ていた。はたして五輪は来るのだろうか。しかし、あれほど巨額を投じたプロジェクトが、頓挫したときのプランを持っていないこと、つまり最悪を想定していないことは、五輪が中止延期になる事態よりも、驚く。