2月28日、金曜、曇り。僕の勤める会社でも時差出勤が実施されることになった。会社では子供のいる同僚が、突然の学校休校措置で、来週からどう対応するか、話をしていた。ランチはチャーハン。仕事は平常運転。仕事が終わってから、飲み屋で1時間ほど立ち寄る。ドクターから控えるよう注意されているので、久しぶりの酒であった。帰宅してから書き仕事をしようという固い決意は、アルコールに溶けてなくなってしまった。酒はおそろしい。デマ情報で、トイレットペーパーを買い漁る人たちが現れて品切れ状態になっている。ネットやテレビでも、トイレットペーパーが市場から消えることはない、と報じられているのに。愚かだ、と笑うのは簡単だが、トイレットペーパーが店から消えるという現象は実際に起きている。笑えない。僕は政治というものに、たいして期待していないので、落胆することもない。政治は利害の異なる者の妥協点を見出す作業の連続と捉えているので、全国民にとっての良い政治なんてものは存在しないと思っている。期待することは文字通り目に見える混乱のない生活なのだけれども、最近は、目に見えて混乱しているので、政治が相当にうまくいっていないのだと理解している。
