1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

1月5日

1月5日、木曜、晴れ。昨日は年休を使って休んだので今日が仕事はじめ。1週間休んだが何事もなく通常モードに戻った。仕事自体は案件の進捗を確認して、新規開発エリアの市場調査をするなど事務的な仕事に終始した。問い合わせ案件の対応で、急遽明日の午前会うことになった。車で1時間半ほどかけて県北部まで行かなければならない。なかなかハードだ。僕が社会人になった20数年前は、仕事はじめというと大げさに偉い人の挨拶があって、同僚と顔をあわすたびに深々と頭を下げて挨拶の口上を述べて、取引先や見込み客に電話をかけて年始の挨拶をして、アポがあってもなくても取引先や見込み客へ足を運んでカレンダーや手ぬぐいといった粗品を配ったものだが、そういう文化はほぼなくなったようで大変いい傾向だと思われる。ビジネス的には完全に無駄であった。やっている人間も、正月ですから、と自嘲気味に言いながらやっていたので、ビジネス的には効果がない(薄い)ことには気づいていた。でもやめられなかった。このあたりに日本企業がダメになった理由がある。

仕事以外では、ナボコフの『ロリータ』を読み始めた(再読)り、セールで安くなっていたニンテンドースイッチ版の『スペースハリアー』をダウンロードで買ったりするなど。久しぶりに『ロリータ』を読んだけれど、冒頭からキレキレで凄い。最高だ。『スぺハリ』はゲーセン、セガマーク3、メガドラ3DSと遊び続けていて、敵の出現パターンを覚えているけれど、ふと、遊びたくなる。あと、30分ほどかけて小説を2000字ほど書いた。

政治家が少子化対策や賃上げについて前向きな発言をしていた。少子化は僕が子供の頃から言われてきた現象で、予想されていたのに実効性のある対策ができなかったために今日があるのだから、手遅れだと言わざるをえない。子育て世代を社会全体でサポートするのは必要だが、少子化に歯止めをかける、鈍化させる、というような発言を聞くと、この人は夢幻を見ているのではないかと疑ってしまう。社会や経済が小さくなる方向性と現実を直視して政治家の皆さんには施策を考えてもらいたいものだ。日本の人口が増加に転じる可能性は今のところゼロに近いので。あと支持率アップや人気獲得のために補助金や給付金を支給するのはやめてほしい。カネで票を買う賄賂との違いはないでしょ。賃上げについては、政治家がお願いすればどうにかなるものではない。法案が可決されれば上がる議員の報酬とは違って、売上を上げ、利益を生まなければ民間企業は賃金を上げられない。少子化にともなって国が小さくなれば政治家の数は減らすか、議員の報酬を減らすか選択することになるかもしれない。そのときがくれば民間が賃金を上げられないことが政治家にもわかるだろう。結局のところ他人事なんだよな。