1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

ポイズンな日本社会と開高健さんと(2019年5月7日)

5月7日、火曜、晴れ。爽やかな天気であるが、朝夕の空気はまだ冷たい。好きな季節である。大型連休が終わったことでテレビやラジオ(営業中に聴いている)は大騒ぎである。連休が始まる前も大騒ぎしていたので、大騒ぎするのを仕事にしている人が多いことの証明なのだろう。ニュースなので大型連休のマイナス面を語る専門家もいた。世の中にはベストの選択というものはない。だから100日くらいの大型連続平日よりはマシだと思うだけだ。たとえば政治なんてものはいってみれば不利益を配分する作業なので、不満足な声があがるのは仕方がない。その不満の声をいかに少なくしていくかが政治家の仕事である。だから全員が100%満足できる生活を実現!みたいなことをいう政治家はいちばん信用してはいけない。こうむる不利益ばかりを演説する政治家がいたら、その方はホンモノの政治家である可能性が高いが、そんな人物はまずいない。「あなたたちの税金は上がる一方です!公共サービスのクオリティは下がる一方です!」と演説したら選挙に落ちてしまうからねー。言いたいことも言えない世の中じゃなくて、言いたいことを言えないとも言えない世の中なのだよ今は。開高健さんのエッセイを読みはじめた。開高健ベスト・エッセイ (ちくま文庫) 既読の文章だがやはり面白い。下ネタが多めなのはテレなのかな。開高さんが奥様を異様に恐れていたという話をどこかで聞いてから妙なシンパシーを覚えている。