1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

1月11日

1月11日、水曜、晴れ。打合せ、商談、打合せの一日。新規開発が好調で営業部門としてはウハウハだが、事業部からは仕事をとってくるな、という雰囲気が出始めている。勝手なものだ。ここ3年ほど、アレの影響で、仕事が取れない状況のとき、仕事を失ったとき、営業さん仕事をとってきてよーと、どの口で言っていたのかもう忘れてしまったようだ。記憶障害なのかもしれない。早期治療をお願いしたいところ。と嫌味をいっても仕方がないので、より多くの仕事を取ってきて、文句の出る余裕を奪って差し上げたいと思っている。文句が出るのは余裕のあらわれだからね。

護衛艦の自力航行が不可能になっている件で、子供のころ、プラモデルの戦艦(戦艦大和だったはず。もしかしたら武蔵かも)を公園の池に沈めた悲しい事故を思い出してしまった。ラジコンではない、モーターを艦内に設置してスクリューを回して駆動する模型で、舵はあらかじめ曲げておけるタイプのものだった(つまり直進、面舵、取り舵は固定できた)。防水はシャフトを塞ぐ箱に付属していたグリスを詰めておく機構になっていた。子供ながらに不安な仕様であったが、不安は的中して公園の池で浮かべて自走させたら、進むごとに潜水艦のように潜水を開始してしまったのだ。秋の公園の池の冷たさが忘れられない。説明書どおりに作ったので、設計と仕様がまちがっていたのだと思う。僕が子供のころの製品というのは、精度が低いものが流通していたのだ。ロボットアニメの玩具もアニメ作品とはほど遠いルックスをしていたものが多かった。現代なら大騒ぎだろう(SNSなどでフィギュアのクオリティが低いと騒動になっているのを数回見たことがある)。あの頃はそういうものを受け入れる土壌があった、のではなく、クオリティを高くできない設計と加工技術に問題があった、そしてその問題を共有する手段がなかった、というのが正しい。あの戦艦、沈没した際に、プラ製のスクリューが壊れてしまって(折れた)、接着材で修理はしたけれども、自力走行はできなくなってしまったのだよね。そんなことを思い出したよ。40年くらい昔の話だ。