12月24日、木曜、晴れ。大きな仕事が片付いたので(結果はまだだが、僕の出来ることという意味で)、ようやく落ち着いた。あと2日で仕事納めだ。世の中はクリスマスだが、子供もいないのでメリクリムードはゼロである。新型コロナの感染拡大が続いているが、東京ばかりがフォーカスされているうちに僕の暮らしている神奈川も相当な数を記録するようになった。大阪のほうが多かったはずだが、最近は東京に続く2位を守っている。緊迫感あふれるニュースが流れているが、街は、緊急事態宣言時のような緊迫感はなく、駅前の人ごみは例年と変わらないように見える。一度緩んでしまったものをふたたび締めなおす難しさを目の当たりにしている気分である。実家に立ちよって母と話した。行方不明になっている友人の父親はいまだに見つからず。家族が捜索に消極的なため、どうしようもない、と母は嘆いていた。いったいどこへ行ってしまったのだろうか。80オーバーで体力は衰えているうえ、認知を患っていたのなら、遠くまで行けないはずだが…。町田康『ホサナ』読了。超大作であるが、くだらない。何を書いてあるのだか、ぼんやりとしかわからないが、ノリノリに読み進められる。万人向けとは言えないが、クセになる作風である。今日から三島由紀夫の怪作『命売ります』を読み始めた。ライトノベル調で驚く。