1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

年休を取ってもやることは平々凡々。

12月21日、月曜、晴れ。年休を取った。家事に追われる一日であった。税金納税の関係で役所に行ったら、同様の呼び出しを受けた人たちがAM9:00の段階で大勢いた。全員中高年男性。中高年男性はなぜジャンパーに野球帽といういでたちなのだろうか。不思議だ。僕はジャンパーではなく、昨冬購入した、モンベル製のダウンパーカーを着ていた。どうせなら高機能のものにしようと、高額な商品をセレクトした。着心地サイコー。ダウンパーカーの欠点として、突いたり刺したりすると穴があき、ダウンが溢れてしまう、がある。そして昨今の、不景気で生活苦の人が市役所のカウンターで刃物をもって暴れるというニュース。そのふたつの要素から、お気に入りのダウンパーカーを着ていった先の市役所で、生活苦マンの刃物で切りつけられ穴が開き、ダウンの羽根が飛び出してしまうという悲観的観測に囚われてしまったが、妻から「そんな天文学的な確率のことを気にしても仕方ない」と説得される。勇気をふるってモンベルのダウンパーカーで市役所に行き、中高年の列に並んだ。30分ほどで用事を済ませると、車に砂が大量に付着していたので洗車をした。拭き上げコーナーで、独り言をいいながら、軽自動車を拭いているオバハンがいた。だからさー、そうそう、と空気人間と話をしながら拭いている。目を合わせないように過ごした。実のところ、電話をしていただけであった。たらたら話ながら作業をしていたが、もっと、集中したほうがよろしいのではないか。それから車にあらかじめ搭載しておいた段ボールをショッピングモールにあるリサイクルコーナーへ捨てにいき、定食屋でロースとひれかつの合い盛り定食を食した。メニューに合い盛りの配分が書かれていなかったので、高価なヒレが1キレだったらどうしてやろうか、と不安で震えていたけれど2キレ入っていたので良かった。その後、もろもろの家事を済ませてしまうとすでに夕刻。冬至の夕暮れを見るためにモンベルのダウンパーカーを着て海岸へ向かった。

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一年でもっとも長い夜の始まりは美しかった。夜は町田康「ホサナ」を読んで過ごした。約900頁中、約650頁ほど読んだ。