６月２８日、水曜、晴れ。外山滋比古先生の本を読んでいる。忘却の整理学 (ちくま文庫 と-1-10)外山先生の著作は言っていることは一貫していてよい。昨年亡くなってしまったのだよね。僕が学生のころから高齢感があったので、最近まで存命だったこと自体がすごい。大ヒットした「思考の整理学」の帯に「東大生がよく読んでいる本」と書かれていたのを見かけたことがあるが、試験エリートの東大生がどう読んだのか気になる。主張が一貫しているというのは大事なことで、特に会社員生活を長くやっていると、主張がコロコロ変わる人間の多さに愕然とする。状況の変化によって意見を変えるというのは全然ありで、むしろ対応できない人間は仕事面ではとんでもないミスをしがちだけれども、判断の根底にある判断基準が変わってしまう人間が多いのだ。ほぼ前提条件が同じ案件の相談を上役にするとき、結果は前のものに近いものを予想して臨むけれども、真逆な話をされることが多い。そういう小さなストレスが蓄積して心身を壊すのだろう。ヤクルトスワローズは対巨人＠盛岡。６－０の完勝。6回雨天コールドとはいえ完封した小澤が偉い。先発に転向してから安定していてよい。山田と長岡の３ラン２発もよかった。なんとか粘り強く戦ってＡクラスが見える位置までもっていってほしい。
