1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

世間を騒がせている話題をあえて避けてみることも大事

7月20日、火曜、晴れ。酷暑。五輪関係と新型コロナ関係のニュースはネガティブなものばかりなので(ワクチン接種に関しても)、心が毒されないよう気を付ける必要があると思った。僕が子供の頃のオリンピックは商業主義になりつつはあったけれども、今よりはスポーツの祭典感はあった気がする。カール・ルイスベン・ジョンソンの対決とか盛り上がったなあ。今回の東京五輪で一般の人間の感心を寄せられている注目の対決とか試合ってないよね。それがすべて。唐突に映画『ゴッドファーザー』の話をしよう。名作といわれる1や2ではなく3である。3は1、2作目に比べるとう~んという評価をされている。僕もあまり面白くない映画と評価している。その原因は、わかりにくい人間関係、盛り上がりのない脚本、暗いストーリーにあると公開当時(高校生だった!)から思っていたけれども、先日、観直したら、そういった要素よりもアル・パチーノの演技に対抗する役者の不在が大きいと思い直した。1作目にはマーロン・ブランド、2作目にはロバート・デ・ニーロというアル・パチーノに対する役者がいたけれども、3作目には見当たらない(後継者になるヴィンセント役のアンディ・ガルシアはあくまで後継者であるので一歩引いた位置にある)。それゆえアル・パチーノが浮いてしまっていて、作品を動かすエネルギーに欠けているのが3作目がいまいちな原因なのではないかと思い直したのだ。もちろんバチカンのスキャンダルをそのまま取り入れた脚本が面白くなさの印象は相変わらずではあるけれども。