10月22日、火曜、曇り。最近、仕事に絶望していて、かつては(若いころは)同僚や部下にある程度の能力を求めていたけれども、今は能力なんてなくてもいい、有害でなければいい、と考えるようになった。50歳にして「誰だって与えられた能力で頑張っているのだから。それを責めるのは酷だ」という諦めの境地に至ったようだ。もともと人に期待しないように生きてきたけれども、それを突きつめた感じ。アンソニー・ホロビッツの新作『死はすぐそばに』を読み始めた。面白い。この人は本当に安定した仕事をする作家で、新刊が出るのを楽しみにしている。