１月６日

１月６日、金曜、晴れ。至急の用件があったので、朝から車で１時間半ほどかけて県北部まで向かう。商談の中身は話せないが、条件が厳しく、進めることは難しいので、一応、持ち帰って上の判断を仰ぐ、といって判断する時間的猶予をいただいた。休み明けに回答する予定。期待させても悪いので、期待しないでください、と念を入れておいた。会社まで戻る途中に宮ケ瀬＠清川村に寄る。

正月休みが終わった直後の平日昼間なので観光客はほぼいなかった。飲食店もまばらだった。平日の昼間に山間でダム湖を眺めるのは解放感があってよい。仕方なく移動して清川村の道の駅でロース豚丼1000円を食べた。恵水ポークというブランド豚らしい。美味しかった。会社に戻ってからは年始から続く電話とメール対応に追われた。帰宅してからは正月休みから遊んできた神々のトライフォースをようやくクリア。

攻略サイトに頼らなかったので時間がかかった。実に1992年以来31年ぶりのクリア。ときどき思い出したように遊んでいたゲームではあるが、いつも途中で投げ出してしまって、クリアは31年ぶり。あの頃の僕は18歳でした。あらためて傑作だという感想をもった。ゼルダの原型はほぼ完成している。

SNSはいくつか利用しているが、積極的に使うのはヤメることにした。積極的というのは自分からワード検索したりタイムラインを追っかけたりするなど、能動的に使うことだ。自分のつぶやきはしていくが（宣伝もあるので）、それに対するレスを確認することは出来るかぎりしないつもりだ。つぶやくだけ、にする。というのも、ツイッターにその傾向が強いのだが、炎上や祭りといった現象が数年前よりも幼稚に過激になっているので、そういうものからは距離を置きたいと思ったからだ。時間の無駄にしかならない。かつてインターネットはいくつかの知見やユーモアに触れられる場所だった。今はもうそういう場所ではない。ただ騒がしい場所になってしまった。騒がしいのは現実だけで十分でしょ。ただし知人やネット上で仲良くしている人たちの動向を確認するにはSNSは便利なので、そういう利用法になっていくのかな、と。ロシア大統領がロシア正教のクリスマス期間の停戦を訴えていたが、それと同時にミサイル攻撃をしているとCNNで伝えていた。コントロールできなくなっているのか、あえて、そういう行動をしているのか。そちらも騒がしい。

１月５日

１月５日、木曜、晴れ。昨日は年休を使って休んだので今日が仕事はじめ。１週間休んだが何事もなく通常モードに戻った。仕事自体は案件の進捗を確認して、新規開発エリアの市場調査をするなど事務的な仕事に終始した。問い合わせ案件の対応で、急遽明日の午前会うことになった。車で１時間半ほどかけて県北部まで行かなければならない。なかなかハードだ。僕が社会人になった２０数年前は、仕事はじめというと大げさに偉い人の挨拶があって、同僚と顔をあわすたびに深々と頭を下げて挨拶の口上を述べて、取引先や見込み客に電話をかけて年始の挨拶をして、アポがあってもなくても取引先や見込み客へ足を運んでカレンダーや手ぬぐいといった粗品を配ったものだが、そういう文化はほぼなくなったようで大変いい傾向だと思われる。ビジネス的には完全に無駄であった。やっている人間も、正月ですから、と自嘲気味に言いながらやっていたので、ビジネス的には効果がない（薄い）ことには気づいていた。でもやめられなかった。このあたりに日本企業がダメになった理由がある。

仕事以外では、ナボコフの『ロリータ』を読み始めた（再読）り、セールで安くなっていたニンテンドースイッチ版の『スペースハリアー』をダウンロードで買ったりするなど。久しぶりに『ロリータ』を読んだけれど、冒頭からキレキレで凄い。最高だ。『スぺハリ』はゲーセン、セガマーク３、メガドラ、3DSと遊び続けていて、敵の出現パターンを覚えているけれど、ふと、遊びたくなる。あと、30分ほどかけて小説を2000字ほど書いた。

政治家が少子化対策や賃上げについて前向きな発言をしていた。少子化は僕が子供の頃から言われてきた現象で、予想されていたのに実効性のある対策ができなかったために今日があるのだから、手遅れだと言わざるをえない。子育て世代を社会全体でサポートするのは必要だが、少子化に歯止めをかける、鈍化させる、というような発言を聞くと、この人は夢幻を見ているのではないかと疑ってしまう。社会や経済が小さくなる方向性と現実を直視して政治家の皆さんには施策を考えてもらいたいものだ。日本の人口が増加に転じる可能性は今のところゼロに近いので。あと支持率アップや人気獲得のために補助金や給付金を支給するのはやめてほしい。カネで票を買う賄賂との違いはないでしょ。賃上げについては、政治家がお願いすればどうにかなるものではない。法案が可決されれば上がる議員の報酬とは違って、売上を上げ、利益を生まなければ民間企業は賃金を上げられない。少子化にともなって国が小さくなれば政治家の数は減らすか、議員の報酬を減らすか選択することになるかもしれない。そのときがくれば民間が賃金を上げられないことが政治家にもわかるだろう。結局のところ他人事なんだよな。

ロリータ (新潮文庫)

１月４日

１月４日、水曜、晴れ。今日は年休。朝食はカフェでフィッシュサンド。森博嗣『積み木シンドローム』読了。年末恒例のシリーズはまだ続く模様。積み木シンドローム　　Ｔｈｅ　ｃｒｅａｍ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｎｏｔｅｓ　１１ (講談社文庫)4日にもなると平常モードに戻った感がある。車でＨ市のららぽーとに行ってみた。くたびれてきたボディバッグを新調したかったけれど、なぜか奥様のアウターを買っていた。ららぽーと内を隅々まで歩き回って、辛麺を食べる。弱気に３辛。帰宅後はドラマの再放送を見ながらテレビゲーム。夕方から長めの散歩をする。久しぶりに海岸を見に行く。海で夕焼けを見るのは久しぶりだ。

鍋を食べてからしこしこ続けてきた『神々のトライフォース』で遊ぶ。いよいよラストダンジョンである。これほど難易度の高いゲームだったとは…。加齢にともなう運動能力と視力の低下で難易度が相対的にあがってしまったみたいだ。加齢にともなって、あらゆることの難易度があがっていく。薄暗い近未来を想像するだけでしんどい。

１月３日

１月３日、火曜、晴れ。朝から箱根駅伝のテレビ中継を見る。母校の優勝の可能性は早々に消えてしまったので、駒沢の大学３冠達成を見届ける。王者・青山は個人の能力の高さで３位でフィニッシュしたがチームとしては悔いの残る戦いだったのではないか。内情はわからないが、バタバタしているように見えた。奥様と寝てばかりでヤバいよね、という話になって午後は必死になって歩き回る。買わないけれど福袋をチェックするなどした。そういえば１日の元旦に安価でガンプラを買った。彗星の魔女のエアリアル他１点。ネットだととんでもない価格になっていたので手に入れられて良かった。

１月２日

１月２日、月曜、晴れ。朝早く起きて朝食を済ませて箱根駅伝をテレビ観戦。１区で学生連合の選手が飛び出したのが印象的。アナウンサーが「参考記録なので残りません」を連呼していたことに違和感を覚えた。学生連合をオープン参加にせず正式に認めたほうが、競技の裾野が広がるのでは？とはずっと前から思っている。大学、という括りにこだわりすぎなのが原因なのか？よくわからない。午後は実家に立ち寄って食事とお茶してきた。お茶といってもコーヒーである。懐かしい写真がでてきた。

１９９９年に僕が撮影した写真で、当時乗っていたウイングロードが映っている。はじめて買った車で、オーテックの特別仕様車。この車で東北や長野まで、スノボーによく行ったものだ。当時担当してくれた日産の営業マンが小指の爪を異常に伸ばしていたのが記憶に残っている。母から近所のおばさんが知り合いから詐欺行為を受けている話を聞く。本人が気が付いていないので指摘をしたが、詐欺に気が付いているのか怪しいという話。固定電話に当該おばさん宛てに電話がかかってきて、今の家の状況を話してしまった、という危うい話も聞かされたので、こうしたほうが良い、というアドバイスをしておいた。イヤな時代である。

１月１日

１月１日、日曜、晴れ。元旦。本年もよろしくです。実家を訪問する、親族で会う、という正月イベントの予定がないので通常の休日と変わらない。奥様につきあって初詣をする。ついでにおみくじを引く。中吉。

１年の計は元旦にあり、といって気合を入れて、１年の終わりに、終わりよければすべてよし、といって帳尻を合わせる人生には飽きたので、１年の計画は立てない。ぼんやりとコロナ期間中の時間に余裕があったときに書いた長めの小説が４本ほどあるので、何らかの形で発表したいとは思う。書いたきり読んでいないので修正が必要で、それが億劫になっている。

１２月３１日

１２月３１日、土曜、晴れ。大晦日。２０２２年も終わりである。巷ではカウントダウンや年越しなどをしているが、年が変わることに意味はないと考えるようになったので（年齢を重ねて）、そういうイベントはしない、見ない。奥様はイベントを大事にする人なので、頼んでおいた御節と年越しそば（天ぷらつき）を取りに行くなどする。雑事をして疲れたのでゲームで遊んで早めに寝た。紅白は１秒も見ていない。このブログを読んでいる奇特な読者各位へ。良いお年を。来年もマイナーチェンジをしつつ続けていきます。