11月5日、火曜、晴れ。部下に任せている案件の話。先月下旬、めちゃくちゃな見積案をもって打合せに臨んできて、修正に修正を入れてギリギリのタイミングで出した案件であったが、前提条件が大間違いで出し直しになった。小さな修正ではなく、根本的な条件が間違っていた。部下氏は「いったい何をヒアリングしてきたのか?」というレベルでひどかった。僕が「わかっているのかな?」と言っても「はあ」とず気の抜けた返事をしていたように、部下氏当人が事の重大さをわかっていないのがいちばん問題で、客先担当者から「こうしてください」とレクチャーされているのが、営業職としても恥ずかしいはずだが、それを恥と認識していないのが致命的である。帰宅してから『坂の上の雲』を観た。職場のくだらない話の後に、『坂の上の雲』のような壮大な国家をかけた話を見ると、虚無的な気分になってしまう。