４月２６日、月曜、晴れ。先週末の打ち合わせをもとに、工程を組み、試算を出したらとんでもない金額になってしまった。要検証＆検討。仕事を終えたあとはシャーロックホームズの短編を読むなどして穏やかに過ごした…はずであったが、とあるきっかけというか僕の何気ない一言をトリガーに奥様が大爆発して、一転、胃の痛い夜になってしまった。「人の気持ちがわからない人」と何度も言われたが、そういう奥様も「こういう時間が一刻も早く過ぎ去ってほしい」という僕の気持ちをわかっていないので、同じなのではないかと思った。そもそも、人の気持ちなんてわからないものだ。経験と実績と観察と想像力をもって相手が「こういう考え・気持ちなのかな」と推測して、波風が立たない行動・言動を選択しているだけで、実際、それが実体からどれだけの距離にあるのかわからない。大外れのときもある。人の気持ちがわかるというのは、傲慢だろう。その傲慢が失敗や悲劇を生んでいるのだと僕は思うのだ。胃痛がひどい。
