2月27日、土曜、晴れ。休日。煮詰まっていた原稿の解決策が見えてよかった。こんな簡単なことに気付かないなんて。散歩には発想を生む力があるね。
散歩をしていると満月が出ていた。やたら大きくて白い満月で、昔、父と見た月食を思い出した。寒い夜で、外に出ていた父に呼ばれて、見に行ったのだ。ネットで調べたら1989年2月20日の皆既月食だった。そうそう、高校受験に向けて勉強をしたのだった。駐車場で寒い中で二人で月を見上げた記憶がある。あれから数年で父は亡くなったので、二人で月を見たのもあれが最後だったかもしれない。「ジャッカルの日」を読み終える。超面白かったけれど、画にすると意外と地味な活劇になってしまう。クールで鮮やかなラスト。最近こういうスピード感のある小説を見かけない。ジャッカルの日 (角川文庫)未読の人は読んでほしい。