1分日記

フミコフミオが数分で書いた日記を1週間後にアップするブログです。午前8時更新。不定休。

2019年3月11日、12日

3月11日、晴れ、暑い。外回り営業中、車の気温計が20度をさしていた。8年前、3.11のときも僕は車で外回りに出ていた。今日とは違って寒い日だったと記憶している。当時、僕が車を走らせていたエリアは震度5クラス。何回も余震が続き、そのたびに車が上下に跳ねた。左右に揺れる電柱を見ながら、もし、本人しか正確な居場所がわからない営業マンが、外回り中に津波にさらわれても、見つけるのは難しいだろうな、と考えた。車を停めてテレビをつけると、東北地方の惨状が報じられていた。あの中に僕と同じような外回り中の営業マンもたくさんいる、と想像し、あそこに自分がいないのは、たまたまなのだ、と思った。そして、たまたまがいつまでも続くはずがない、とも。昼は親子丼(なか卯)を食べてから、公園で休憩。昔は味気なかったグッズがファンシーになっていてとても可愛かった。

f:id:Delete_All:20190312223007j:image

夜はお酒をたくさん飲んだ。酩酊状態、前後不覚になっても、風呂に入り、きちんとパンツをはきかえて、いつもの布団で寝ているのだから、人間の秘められた力はすばらしい。原稿を一文字も書けなかったが、人間の秘められた力でなんとかなるであろう。

3月12日、晴れ、暑い。今日も、外回り営業であった。イチ営業マンとしても、営業部長としても、今期の目標はクリアしてしまったので、今は、来期の見込み案件と長期案件に注力している。刈取りあとの種まきのイメージ。刈り取りは楽しいけれど、種まきは地味だ。いつ、芽が出るかわからないし、そのまま腐ってしまうものもある。営業をやっている人ならわかると思うが、地味地味超地味な種まきで営業の成果は決まってしまう。体感的には7割くらいだろうか。それくらいの高い割合だ。僕は、種まきと芽が出てからの水やりに力を入れるようになってから、営業として食っていけるようになれたと感じている。いっぱしの営業マンというやつだ。極端な言い方をするなら、プレゼンの技術や企画の良し悪しなど、種まきと水やりに比べれば、たいしたことではない。のだ。そうそう、家族が体調を崩している。夕食を食べられないというので、コンビニ(ファミリーマート)でお弁当(かつ丼)とサラダを買ってきた。ひとりだけなら作るよりも買ってきたほうがコスト的に安いのではないかな(このコストは時間の意味)。最近のコンビニの親子丼とかカツ丼はバカにできないほど美味しいから困る。いいダシが出ている。日本のコンビニ弁当を食べながら、英国のEU離脱のニュースを見た。《日本の自動車工場のある町(工場に町の経済は依存している)では、離脱賛成に投票する人の方が多かった。だが、工場撤退が決まったとたんに、こんなはずじゃなかったと考え直す人が出てきている…》そんな内容だ。考え直したところで今更どうにもならないのに、なぜこの英国人は考え直しているのだろう、と思ってしまった。家族が早く寝てしまったので、静かである。ウェブ連載の書き仕事を一気に書いてしまおう。実はいっぺん書き終えたのだけども、納得できないので消してしまったんだよね。さらば4800字。では。